Production Control / Quality Control System

生産管理・品質管理体制

Production Control / Quality Control System

武蔵工業の板金加工は、納品物の高い品質と信頼性の実現のため、最新の管理体制をとっています。これまでも熟練の職人による技術力をもとに多能工制をとり、最新の機械を導入しながら製造の品質向上を行ってまいりました。お客様のご要望に応えるためのさらなる品質向上を目指し、新しい生産管理システムと3次元測定器を導入いたしましたので、ご紹介いたします。

板金加工過程を一元管理できる生産管理システム

板金加工過程を一元管理できる生産管理システム

新しい生産管理システムは、加工過程を最初から最後まで記録・管理するシステムです。いつ、どのように加工したのか、作業者がだれなのかなどを把握できるようになっています。これまでも製造過程や稼働状況が分かるデータの蓄積は行ってきましたが、新たに加工過程に関する情報をシステムに一元化しました。図面や製品情報などのやりとりをタブレットPCで行えるようにしたことで、作業者は次に行う業務と工程をシステムから把握できるようになりました。この結果、確認や情報伝達のコスト削減、ペーパーレス化などを実現しています。

新しい管理システムは作業上のミス削減につながり、品質向上にも貢献しています。万が一製品に不備があった場合も、工程のどこで問題があったかを即座に把握することができ、昨今重視されていますトレーサビリティを可能にしました。さらに利点として、稼働状況をデータとして記録できるようになったため、コストや見積もり計算の正確性が増し、より生産性をあげるための体制構築につながっています。

加工の高精度な品質管理を可能にする3次元測定機

加工の高精度な品質管理を可能にする3次元測定機

新しく導入した3次元測定機(キーエンス社製VL-500)は、非接触式の3Dスキャナーです。
3Dスキャンによる寸法計測によりデータなどとの照合を行い、加工品の複雑さや環境にも左右されない高精度な検査を可能にしました。お客様のご要望に応じた検査成績書の発行し、信頼の精度をご提供しております。

3次元測定機 VL500

3次元測定機 VL500

概要 対象物に触れない非接触型の3Dスキャナーです。製品の形状測定、解析を正確に行うことができるため、高精度な製品評価を実現しています。
特長 測定品のサイズを自動認識し、全自動でスキャンが可能です。高倍率のレンズにより小さな測定品や微細な形状もデータ化できます。CADデータや取得した形状データ同士での照合が可能になり、設計値とのズレを差分で表示、比較調査が容易になりました。
3次元測定機 XM-T1200

3次元測定機 XM-T1200

概要 手持ちのハンディプローブで測定できる三次元測定機です。
光をカメラでとらえるので、測定が困難な、立体の複雑な形状を自由な角度から測定することができます。
特長 ハンディプローブに内蔵されているカメラからの画像を見ながら操作するので、段違いの面に開いた穴と穴の中心間の距離や、プレス・板金の曲げ角度・段差など、立体の複雑な形状でもノギス感覚で自由に測定できます。これにより、自由曲面の評価、仮想点や仮想線を使った測定も実現します。
また、3D CADデータとの差分を数値や形状を比較調査することも可能です。